thinkuniversal. 知るのきっかけ(ポスター編その2)

前回に続き、ポスター関連の話。

 

人が集まり、時間が経過していくと生じがちな分断。

もう少し、ゆとりと寛容さのある社会だったらいいなと

ここ最近そればかり考えています。

 

今回、100名のモデルさんのポスター制作を目指して

いまは15名分の撮影を終えました。

各々にインタビューをして

お話を聞くことで

一人一人の人生、様々なエピソードを知りました。

 

遠いなと思っていたことは、そんなに遠くなく

新たな発見や気づきも与えてくれました。

 

・当たり前ですが、大変だったり、悩んでいるのは自分だけではない

・大変そうに見えてたのは、こちらが勝手に想像していただけなんだ

・想像とは違う楽しみや大変さ、でも人は変わらない

 

基本的に人と話すのが好きだからかもしれませんが、

対話の機会が増えたら社会は素敵だなと。

 

そのためには、まず頭の片隅に入れてみる

知ったら、楽しい、新しいでアプローチすれば

広がるだろうとthinkuniversal.の次のステップを進めています。

 

 

一個人の想いみたいなこと書いてしまいましたがポスター作製を通して各疾患の数値を調べるのに苦労しました。

基本的に厚労省、内閣府、総務省、医療分野の研究調査、国内に情報がない場合はICD10やDMS-5、米国CDCなどを参照しました。面白いのは、調査年数により研究の進展はもちろんのこと、ガイドライン・判定基準が変わっていくので数値に変動があることです。同じタイミングでも値が違ったりもします。

中にはいくつかの政府統計から合算したり、行政と医療・福祉分野で数値が異なることもあり、厳密に正しい数値と言いづらいものもあります。言い換えるとこういったアプローチはあまりなされていないのかなと。

あえて数値化してみるだけではなく、一人一人の想いやリアルを伝えることもthinkuniversal.の取り組み一環だと考えます。