日頃、こんな仕事もしています。【支援事業編】

私たち両育わーるどには、大きく分けて3つの事業があります。

前回取り上げた「りょういく」サイトを中心とした交流事業
・子供たちと育成者を取り巻く処遇改善の提案を行うアドボカシー活動
・子供たちの福祉施設(児童福祉法に基づく放課後等デイサービス)への支援事業

今回は、支援事業について紹介します。お客様(福祉施設)と業務委託を結び様々な仕事を請け負っていますが、一例を挙げると以下の通りです。
・人材確保
・ボランティア開拓
・療育活動の補助
・HP作成
・通信発行
・防災管理
・資金調達
・請求業務効率化
・その他

上の業務の幾つかは完了または施設職員への移行が完了し、採用・求人、HP管理の補助、資金調達に加え、次の業務が主要業務となっています。
・新施設建設のとりまとめ
・新規事業の立ち上げ
・許認可申請に伴う各種文書作成や折衝などの支援や代行
・施設の悩みごとの相談に乗り一緒に解決策を探る

委託項目を見ることで、施設が困っていることも分かります。個人的には、子供たちへの療育指導のサポートという名目のもと、一緒に遊ぶ時間が何より楽しいです。

 

施設運営には、サービスの提供と施設の運営という2つの面があります。私たちが対象とする放課後等デイサービス提供施設の多くは、小さな法人で慢性的な人手不足に陥っているところが多々あります。近年は、制度変更に伴う事務の煩雑化に伴い、職員が子供たちに関わる業務に割り当てる時間が少なくなる傾向にあります。

現在の主要業務の一つに施設建設があります。

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*法人立ち上げ前に関わった施設

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*間もなく着工が始まる土地

初回の施設建設では、土地を探すのに1年弱、不動産屋十数軒、物件数十件、契約のやりとり数件と着工までに相当な時間と労力を要しましたが、何よりも不動産屋、大家さん、周辺住民の方々へ理解頂くことに苦労しました。

着工までは、どういった施設で、どのような利用者が通い、どんなことをするのか。日頃、障害福祉に縁のない方々へは、何度も足を運び説明するしかないことを痛感しました。
建設段階では、障害者自立支援法から児童福祉法への制度移行に伴う、建築基準法や東京都安全条例との不整合が問題となりました。各法律や条令の制定・改定された年度が異なるため、子供たちの新しいサービスを提供する施設の区分の言及がないため建築にかかる許認可申請において非常に手間が掛りました。市役所の担当者が初めて取り扱うケースとなるため、建物要件は厳しい条件に設定されがちでした。

 

元々、民間企業でSEやPMの仕事をしていた経験があり、前職と今の仕事では、対象者やサービス内容は違えど基本は一緒だなと度々感じています。特にヒト・モノ・カネ・ノウキを管理するプロジェクトマネージメント経験が今に生きています。