法人を立ち上げ3年目を迎えました。

本日、法人を立ち上げちょうど3年目を迎えました。
皆様のお蔭で今日の日を迎えられたことに感謝しています。

同時に知的・発達障害を持つ子供たちと現場を取り巻く課題が一日も早く解決され、私たち両育わーるどの役目を終えられる日が来ればと考えます。これまでの歩みを振り返ると、2011年2月よりNPO法人[政策学校]一新塾27期の有志6名で活動を始め以下のビジョンを目指してきました。

知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う
「両育」のある社会の実現

 

ビジョン実現の過程で、子供たちの現場へヒト・モノ・カネ・ノウハウが流れ込み、彼らの育成環境が向上し将来の自立へと繋がり、社会は彼らとの関わりから学びや気づきが得られればと考えています。当初、私自身が実感した障害児とのボランティアを通しての学びや気づきをベースに、ビジョン実現のためのプログラムを試行錯誤していました。

・コミュニケーションスキル向上のための社員研修
・学ぶ姿勢作りという点で共通した障害児教育と幼児教育のイベントの模索

その後、障害児の保護者・福祉施設長・学校関係者・行政関係者らと障害児を取り巻く課題について話し合うワーキンググループを開催しました。当時の私は、制度の変更をすれば子供たちの育成環境の課題は解決するだろうと安易に考えていました。出席者からは次のような言葉を貰いました。

【施設長】
制度変更には時間が掛り待っていられない。
【行政担当者】
東京は日本の中でも福祉が進んでいる方であり、そこを見ての制度変更は難しい。また児童福祉法に基づく放課後等デイサービスは、法制度のごく一部であり提言には時間を要する。
【保護者・学校関係者】
福祉現場内での連携、福祉外との繋がりともに弱いのが課題だ。

 

*2012年11月17日調布市内にてワーキンググループを開催しました。

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現場の声に耳を傾ける機会が、子供たちの福祉現場と社会を繋ぐ「りょういく」サイトを作るきっかけとなりました。これからも常に現場と対象者を見据えながら活動していきたいと考えています。