アナログゲームで療育?両育?
カードゲームやボードゲームを使って知的・発達障害児の療育をされている方、障害の有無に関わらずともにワークショップに取り組み、関わり・学ぶに繋がる活動をされているNPO代表の方たちと療育アナログゲームを体験してきました。
今回は、上記の3種を利用しました。
いずれも一般向けに販売されているカードゲームだそうです。
ひとつ目、ヘビゲーム?
頭・胴体・尻尾、幾つかに色分けされたカードを1枚ずつ引き、
頭から尻尾までつながった人はカードを自分の持ち場に回収し、
最終的なカード枚数で勝敗を競います。
実際に現場で導入する際は、
まずは、子供一人でカードの柄を繋げてみます。
なかには視覚的な強さを発揮する子もいるでしょう。
次に、指導員とマンツーマンでやってみます。
世界は、一人から二人へと広がります。
最後に、大勢で遊びます。
指導員が喜怒哀楽を大げさに表しながら、
続けていくと子供も自然とそれにつられていくそうです。
2つ目、コヨーテの様子
インディアンポーカーのように自分の持ち札は見えず、
参加全員の数字の合計を当てるゲームです。
周囲の反応から自分を客観的にみることができるようになります。
3つ目、ヒットマンガ
マンガの一コマがペアになっていて、吹き出しが空白になっています。
空白部分を想像して、かるたのルールで遊びます。
ボキャブラリーを広げるのが狙いだったそうですが、実際に子供たちが遊んでいくと絵の状況を読み取ることの訓練になっているそうです。
今回の体験で一番ハッとしたことは、
創意工夫で、療育、両育のプログラムは
いくらでも自由にできるし
自由にやっていいということです。
私たち両育わーるどは、「子供の育成の場へ社会人も参加し、子供も関わる人もともに学び合えるプログラム」を開発中です。「いつでも、どこでも、だれとでも」できることが、子供の自立に繋がり、大人は子供と関わることで、「コミュニケーションスキルと人間力」の向上につながると考えています。