子供たちの成長、出会いと別れ

先月末、学生の頃からボランティアで参加させて貰っている児童福祉施設にて卒会式がありました。利用する子供たちは、学校の放課後と長期休みに施設へ来て、様々な活動を通し基本的生活習慣や社会性などを身につけるための取り組みをします。今回は、特別支援学校高等部の3年生だった5名の卒会式でした。

まっすぐで個性豊かな子供たちが、少しずつそして確実にお兄さん、お姉さんへと成長し、一社会人として社会の仲間入りをしていきました。もう子供ではなく、大人ですね。

 

その中に小学生の頃から彼是9年の付き合いになる子供もいました。卒会式当日、短い時間でしたが彼と私で飾りつけの花を作る時間がありました。
出会った頃は、落ち着くことが難しく、思うがままに走り回り、嫌いな食べ物を人のお皿に移し、好きな食べ物は人のお皿から取ろうとしていたのが印象的でした。最後の日、彼は姿勢よく椅子に座り、手先に着目をし、しっかりと口を閉じ、集中している姿が凛々しく頼もしかったです。

その時に作った紙の花盛り

花飾り
私が対象としている児童福祉施設(児童福祉法に基づく放課後等デイサービス)では、小1~高3までの子供たちへ療育を提供しています。一緒に遊びながら、彼らの成長を見守ることができる反面、高校を卒業すると社会へ出ていくのが寂しくもあります。

別れは出会いの始まり